
麩まんじゅう。
初めて聞いた。料理好きで平均以上に食に詳しいと自負しているこの
俺ではあるが、全く聞いたことがないものだった。
というか、麹まんじゅうの類だと思っていた。
家の近くをうろうろしていたら、和菓子屋さんを見つけたので
入って買ってみることに。
笹に包まれたそれは、不思議な食べ物の様相だ。
なんだろう。根本的に何か、まんじゅうらしさはない。ぬるぬるしていて、
水分が多い。食べてみる。衝撃が走る食感。なんだこれは!
こんな食感のものは食べたことがない。モチ、でもない。むしろ
水に浮かせた白玉? だがそれより腰が強い。『ねっとりもちもち』と
言うべきか。水まんじゅうと姿は似ているが、腰がまるで違う。
これはいわゆる小麦粉の中に含まれてる『グルテン』を練り込んだ
菓子らしい。パンなどでは非常に重要な成分の一つで、
練り込んだ小麦粉を水で洗うとグルテンのみが残る。そのグルテンである。
グルテンは小麦粉から出来ているとは思えないほど、ゴムのように
弾力がありぐにぐにと伸びる。
もっちりとした食感を求めるパンの場合、グルテンを抽出して
練った小麦粉に追加して混ぜ込み、グルテン比率を上げて
高弾力のパンを作るという手法があるが、
この麩まんじゅうはグルテンに1:2ぐらいで白玉粉を練り込むらしい。
麩はもちろん知っているが、生麩がそういうものだとは初めて知った。
食の世界は実に奥が深い……。
この『麩まんじゅう』
京都などでは名産のようです。通信販売で買うことも出来るようです。
興味のある方はぜひ一度ご賞味ください。
生麩は京都以外ではそれほどメジャーに食べられていないので
おそらくこれも知名度はそれほど高くないでしょう。贈り物にしても
いいかと。
今回は麩まんじゅうの紹介でした。








































