携帯ホームページ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

TPPの是非? そういう話?

TPPに参加する協議に入ることを表明する報道があった。

この話。
TPPがどうのこうの以前に、大問題だと思う。

まず第一に、前提として
日本にとってTPPにはメリットはない。
説明すると長くなるから簡潔に言うと

日本は輸出大国でもあり輸入大国でもある。
通常、一流の国家は輸入超過、輸出超過での
赤字黒字というのは出さないようにする。
日本の輸出入をどこかの国にとっては、国家予算を
遥かに越える金額となる。日本は気軽にものを売ったり
買ったりできるほど小さい国ではないし
そのぐらいの収入で国家が揺るいだりしない。

もうひとつ。そんなものより遥かに大きい収入が
日本にはある。対外純資産だ。
要するに他国に貸している金の利息や利益だ。
これが266兆円ある。世界最高水準だ。
ここから毎年凄まじい額の黒字が出てくる。
つまり、物作りなどもはや微々たる額でしかなく、
どちらかというと、日本の実情は大金融国家だ。

関税をとっぱらってどんな利益が生まれるか?
答え、何も生まれない。
元々日本の関税など無いに等しいほど安い。
高いのは農作物と医療だけだ。

TPPとは要するに、何のメリットもない製品輸出
の関税を取っ払い、国内生産を守るための
防御関税を取っ払う行為である。

RPGで例えるなら
伝説の鎧を売って果物ナイフを買うようなものだ。

さてTPPにはメリットがない。そんなことはもう
いろんなところで話されているのでいいとして、
今晩の会見の話だ。

正直、この日本の決定を海外が全く相手にしないことは
容易に想像できる。
海外にとって、日本にデメリットばかりあるTPPは
大きなメリットになる。
海外は日本がTPPに参加することを期待している。
そこでこの話だ。『交渉に参加する協議に入る』

参加か、不参加か、そう聞いているのだ。
イエスかノーかと聞かれているのに、話だけ聞いてみる、では
かなりろくでもない。
APECの手土産というが、手土産どころか
怒りを買うだけだろう。

結局、この話は、海外により強く
日本の交渉参加を求めさせる口実にしかならないのだ。
外圧に折れるのは目に見えている。

結局、交渉事というのは有利なカードを何枚持つかに
掛かっている。日本は莫大な対外資産という有利な
カードを持ちながら、それで圧力を掛けることはできず、
『買い物に来た客に脅されて値下げをする店主』のような
姿になっている。

国論はこれからも、なお強いTPP反対の論調へと
突き進んでいくだろう。
海外に甘い顔をしながら、国内の人気取りをするのは
既に菅や鳩山がやって自滅したことだ。
やはり民主党は政治センスがない。

TPPに加盟して、輸入を増加させ
国内の農業や保険業を壊滅させ
結果として輸入大幅増で貿易格差を解消し
為替の安定を促すという作戦もないことはない。

それならそれで、そう説明するしかないのだが。
どっちにしろ、やってることがまるでダメだ。
スポンサーサイト

| 閑話休題 | 23:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT