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海鮮漁日(女満別)

ああ、仕事で帰りが遅くなっちゃったなぁ。
でも、なんか食べたい……。
できればシシャモが食べたい……。
今シシャモシーズンなんだよなぁ……。

というわけで、女満別の『海鮮漁火』という居酒屋へ
行ってみることに。

実際見た感じは普通の居酒屋。

お客は結構入っており、TVでやってる日本シリーズ、
『巨人対日ハム』第6戦で白熱しております。

席をあけてもらって、メニューを待つ。

……

メニューが出てこない。
女将のおばちゃんがおしぼりを持ってくる。
「何飲みます?」
「いや車なんで、ご飯がほしくて」
「何作りましょう?」
「ししゃもあります?」
「今日はないの。シラウオはだめ? 地元の」
「えーと……(シシャモないんか……)」
「あ、天ぷらある。天ぷら食べる?」
「え、あ、はい」

30秒後


すげー量

見たら隣のお客さんもシラウオの天ぷらを
むしゃむしゃ食っている。
天つゆはない。言えば出てくるんだろうが。
塩を探すが、テーブルにない。

仕方のない気持ちでかじりつく。



心配は不要だった。塩が振ってある。
そして……そして、これは……
これは……旨い……。
言われなければシラウオと思えないほどにカドがなく
ふんわりと柔らかく甘味のある天ぷら。

うんうん。おいしい。おいしい。

「何か飲む?」
「烏龍茶をください」

氷なしで冷たい烏龍茶がポンと出てくる。

「何しましょう」
「何かご飯ものあります?」
「じゃあご飯と汁物とおつけもの?」
「ええ、それでお願いします」

相変わらずメニューはない。
そしておばちゃんは隣の宴会の部屋へ。

……

談笑する声が聞こえる。
俺は天ぷらと烏龍茶を食べる。

……

10分経過。

おばちゃんは戻ってこない。

なんなんだこの店は

……

戻ってきた。
そういえば、おばちゃんいない間に、調理場の壁に
なんか『今日の料理』って感じでシラウオ尽くしの
メニューが書いてある。そうか、と合点がいった。
要するにシラウオしか無いんだなきっと。

そう納得する。
なら、『シラウオの天丼』がご飯ものかな。

おばちゃんに声をかける。

「そこに書いてあるシラウオの天丼できます?」
「ああできるけど、シラウオの天ぷら食べてるでしょ」
「ええ、でもおいしいですよこれ」
「同じのはクドイでしょう。そうだイクラ丼にしましょ」
「え?」
「イクラ丼でいいでしょ。今作るから」

なんなんだこの店は

おばちゃんが厨房に入り鍋に火をかける。
多分味噌汁だろう。

そして何か作ってる。イクラ丼だろうか。

見てたら、茶碗にはいったイクラ丼と、どんぶりに
入ったイクラ丼がカウンターに置かれた。
「はいよー」

俺ではなく、隣の2人の客の前に。

隣の客はささっと受け取ってむしゃむしゃ食べ始める。

……

そしておばちゃんは隣の部屋へ。

……えっ

……俺のは?

おばちゃん……

鍋を火にかけたままで談笑している。
5分ぐらい戻ってこない。

野球は7回表、同点2アウト満塁で、打者は糸井。
一本出れば勝ち越しの大チャンス。
インコースのボールを振り抜いた糸井。
打球はライトへ一直線。隣の客が絶叫する。
「行ったー!!! ホームランだぁー!!」

隣の部屋で談笑中のおばちゃんが驚いて戻ってくる。
「ホームランだって!?」

が、打球はフェンス手前で失速。ライトフライ。

「どこ入ってるの!! アウトじゃない!」
隣の客が大袈裟に叫んだことを謝っている。

……

……いや、俺の飯は?

と、おばちゃんがそこで厨房にもどって、色々と
作り始めた。どうやら今度は本当にこっちの料理を
準備してくれているっぽい。

糸井、ありがとう。ダメだったけど、君の打撃は
一人の胃袋を救ってくれそうだ。

で、数分後。


イクラ丼 しじみの味噌汁 ブリの塩焼き
鳥モツとナメタケの煮込み ニシン漬(麹漬)
価格は全部不明

とんでもなく豪華な食事が出てきた。
これ金足りるんだろうな……俺……。

イクラ丼は少し固いよーと言っていたが本当に固い。
イクラの粒が。冷凍していたのだろう。
しかししょっぱくなくおいしい。これは恐らく、自家製。
多少筋が残っている。

ブリの塩焼きは冷めているが普通においしい。

しじみの味噌汁は少し濃いけどとても家庭的な、完全に
お袋の味。出汁が効いてて最高に旨い。

鳥モツの煮付け。色々入っているが臭みもなく、抜群に
おいしい。

ニシン漬け。酸味があってとてもいい浸かり具合。
まさに北海道の味ですなぁ。いいですなぁ。

いや、どれもこれもお家で作ってもらってるような
素朴な旨さ。なんなんでしょうこの雰囲気。

烏龍茶のおかわりももらっちゃう。
……これ一杯いくらなんだ?

ふー。

食べたけど。

これものすごく多かったですよ。
てかすごい量の天ぷらも食ってるし腹が苦しいよ。

本当にいくらなんだこれ。

と、その時隣の二人組も精算。
そうか。隣の客の食ってるものを見れば値段もわかるかな。
見たら、
ビール二本、天ぷら、刺身、イクラ丼、ブリの塩焼き、味噌汁
ってとこか?

「はいはい。3千円ね」

……

……は?

ええええ、
隣の客、これで3千円? そ、そうなの?
じゃあ、俺も会計。

おばちゃんこっちはいくら?

「お兄さんは2千円ね」

2、2千円……!?

「もういいの? 烏龍茶いる?」
「い、いいえ、ホテルにかえって飲みますから!」

なるほど、わかった。
烏龍茶は多分タダだこれ。

てか多分値段的に見たら
シラウオの天ぷらは500円ぐらいだ。

おばちゃん値段適当だろw

なんかもう、なんかw
なんかおもしろいw

なんなんだこの店w

網走や女満別を訪れる方にはお勧めします。

座って適当にお勧めされるものを食べてれば
それでいいです。

値段は良くわかんないですが、
多分酒飲んだら3千円ぐらいでしょう。
そういうこと細かく気にしなくてもいいと思います。
そういう店じゃないと思うんで。
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