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ファストフィッシュ 『骨取り味付きサンマ』


ウホッ!

今日はとっても愚痴っぽいというか、
少し辛辣な話をさせてもらう。

まず商品の紹介。

ファストフィッシュ商品。
イオンが去年から販売し始めた、『骨の無い魚』の商品群の事だ。

ふとした拍子で見つけて、気になったので
食べてみることにした。

それにしても、なんという挑戦的なパッケージ。
これは流行る。……流行るのか?
まぁインパクトはあるし、いいんじゃないか。
特に若い主婦層に受けそうで。(ここ重要)

開けてみると、完全に半身かと思いきや丸の状態。
しかもちょっと凍り気味。

フライパンに油を引き、中火より弱めにして
片面5分ずつ焼いてみる。味は最初からついてるので
何もつけなくていいらしい。
蓋もして焦げない程度に焼けば良さそうだ。

で。

焼けましたので、いただいてみます。

……



食べやすい。
うまい。

味付けはご飯のおかずにちょうどいい感じで、
確かに骨がない。(わずかな小骨があることもあるが、
食べるのには全く気にならない)

骨がない魚の食べ方というのは知らないが、
とにかく丸かじりするわけだ。

うん。うまいよね。サンマ自体も脂が乗ってて。
脂が乗ってて、というか、味は普通なんだと思う。
要するに食べ方だ。そして、焼きたてだという話だ。

さぁここからが本題。

思い返せば。
こんな感じの商品は昔からあった。
毛抜き的なもので骨を取って、食べられる結着剤で戻す、
というものだ。覚えている限り、十数年前からあったように
思う。んで。それがなぜ今さら商品として並ぶのか?
皆さん疑問に思わないか?

僕はね、個人的にだけど、こういうのに反対する層が
商品化を拒み続けてきたせいだと思う。

『魚に骨がないなんて気持ち悪い』
という風に声高に叫ぶ層だ。で、この意見には賛成したい
部分もあるが、否定したい部分もある。
いや、実際食べてみると否定したい気持ちの方が強くなる。

骨を気にせずまるごと食った方が美味しいのだ。

魚の骨を取るのは、覚えてしまえば簡単だが、
正直に言うと、好きではない。いや、魚の骨を取るのが
魚を食べることより好きだという特殊な層がいるとは
どうしても思えない。

食事は文化であり、守るべき伝統があるのは解る。
料理を作る人間として、その料理や食材のルーツを
全く無視するようないい加減な調理や、加工を許せない
そういう気持ちは解る。

しかし、現にこの商品は美味しい。
焼きサンマを食べるとすれば、指を汚しながらまず背から
開き、尻尾をはずし、背骨を取り、中骨を取り、
身を分けるような感じで食べていく。
はらわたの部分は長い骨があるのでそれも外す。

サンマは好きだが、この作業が楽しいと思ったことなど
『一度も』ない。
手は汚れるし面倒だし、外した骨の処理は困るし、
もちゃもちゃやってるうちに多少は冷めるし、第一、
一気に食べたい時には余計にストレスがたまる。

一気に食べるとか考えるからダメなんだよと言われれば
その通り。食事はゆっくり食べた方がいい。

だが、待ってくださいよ。
そういうライフスタイル、現代じゃ難しいでしょう。そりゃ
理想を言えばそうですよ。でも、みんながみんな理想通りの
生活してないから、現代のいろんな問題やなんやらが
起きているんじゃないですか。

食事は文化ですが、そういう社会だって文化ですよ。
ずっと昔のままじゃない。

サンマを骨を気にせず、まるごと食う。
漬け込まれてるから味も染みている。
封を切り、10分ほどフライパンで焼けばすぐ食べられる。
生ゴミは一つも出ないから、忙しい独り暮らしのゴミ処理も
楽になる。

そしてこのサンマなら子供でも絶対に食える。間違いない。

骨がないサンマが文化的に良いか悪いか、そういう議論を
している世代の方には大変申し訳ない。
今、現時点でそういう問題は、論じるに値しない。

なぜなら、子供は魚を食べていないからだ。

食べていないものの文化なぞ、ハッキリ言う。何の意味もない。
食べなければいけないのだ。
鯨だろうがイルカだろうが、食ってこその文化だ。

でも今の子供たちは魚を食わないんだ。
いずれ魚は食卓から消滅する。というかけっこう
そうなりつつある。

骨を取るのが苦手な人は、魚を食べなくなる。
高齢者も同じだ。骨が苦手になる。老眼で骨が見えない
人もいるし、歯が弱い人もいる。

魚はとてもおいしいし、栄養価も高い。リノール酸、
DHAも含み、健康維持に役立つ。
食べるべきだ。

食べることを阻害していたのは骨の存在ではないか。

こんなに魚の消費状態が悪くなるまで、
子供たちの魚への支持がなくなるまで、
ずっと骨抜きがどうのこうので議論してきた結果が、
この有り様だ。全く、何にも解決しなかった。

偉い人が頭を使って、魚の消費拡大やなにやらを
訴えた結果だ。

結局毛抜きで骨取っちゃった方が、ずっと食べやすいし
美味しくできたじゃないか!!


十数年も、いったい何をやってたんだよ!!

評論家や文化人気取りが、頭でっかちに物事考えて
こういう商品に反対し続けた結果、
一体何十万人の魚嫌いを作ったんだよ!!

教えるべきは、伝えるべきは、まず美味しさだろ!!

写真で見せて、こういう風に骨を取ってねじゃ
全然味は伝わらない。魚の味は。

そして、そういう魚嫌いが大人になって、
スーパーで魚を買わない。
さばき方も骨の取り方も知らないから、買わない。
だから子供も食べない!

どーしよーもないね!!


答えは簡単なことでした。
この商品でわかります。

教訓をひとつ。


人に物事を伝える時は、優先順位を考えましょう。

まず楽しいこと。素晴らしいこと。
その次に困難なこと。注意すべきこと。

魚の骨取りぐらいできる人間になれ、と教えるのは立派です。
いいと思います。

しかし、好きになっていく過程が大事です。

なんでもかんでも最初からハードル上げすぎる大人がいる。
そういう大人は、みんなしたり顔で、出来ない人間は
努力が足りないなどと言い出す。

文化を守るために必要なことを、もっと考えるべき。

まずは『子供の目線まで』自分を下げよう。

好きこそ物の上手なれ、と言うではないか。


色々言いましたが
この商品おいしいですよ。オススメです。
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| 外食とか料理とか食関係 | 23:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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