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恵山 恵山温泉

木古内町を訪問した後、高規格道路を走り
赤川、湯の川へと戻り、今度は恵山方面へ。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、
函館を中心に東西50キロを走り抜ける。

車のタイヤが良くなかったので、朝新しい
タイヤに交換したのだが、これが素晴らしく良くて
ついつい走ってしまう。

燃料の無駄だがこんなドライブもたまにはいい。

恵山。函館から東に50キロほど、
海岸線の道路を進み、途中なんだか1.5車線しかない
漁村の道路を通過し、午後3時ぐらいに到着した。


これが恵山。現在進行形バリバリの火山で
24時間監視体制にある山らしい。

恵山登山道路なんてものがあるので、一発登って
みることにしたが、これがまたすごい勾配で
14パーセントものつづら折りの坂道が連続する。
これはキツイ。

ようやく登りきると、展望台があった。


なんこの景色! 木がないからすっげー!!


津軽海峡の向こうは下北半島。本州だ。

絶景を楽しんだ後は、エンブレローギヤでも加速する
急勾配を降りて、恵山温泉へ向かう。

この恵山温泉。道内どころか日本国内でも有数の
個性的な名湯とのこと。

かなりひなびた感じの温泉旅館。
受付のおねぇさんに300円払い、通してもらうと
いたるところに同じ張り紙を見ることになる。


そんなに連呼されるとむしろ石鹸使いたくなる。


この恵山温泉は強酸性であり、PHは2.2。

よくあるナトリウム量は大変少なく、
アルミニウムの含有量は見たことがないレベルの量で
これは日本一らしいです。
また、鉄含有量もとんでもなく多く、こちらは
日本二位のようです。

明礬泉や緑礬泉、鉄泉などは日本でも数えるほどですが、
この恵山温泉はその珍しい成分をコテコテに含み、
しかも硫黄泉でも塩化ナトリウム泉でもない。
酸性・含鉄アルミニウム硫酸塩泉という
大変稀な温泉なのです。
もちろんこんな成分の温泉には入ったことが
ありません。カルルスとかは確かに特殊ですが。
それでもここまで尖った成分ではないです。


男湯の脱衣場。脱衣場というか何もありません。

なんか棚も洗面台もない脱衣場って殺風景。


浴室。

先に入っていた方がすぐに出てくれたので
写真が撮れました。
壁が赤く染まっていて、天然木で組まれた浴槽から
赤色、焦げ茶色という変わった色の透き通った湯が
ざんざん川のように掛け流されています。

こいつはすげぇ……!!

古くて汚いのかと思ったら全然そんなことはなく、
変な色に染まって風化したような壁や、大きな窓、
木の香りが漂う浴槽。どれも素晴らしく、
やっぱりその中でもお湯。

40℃ぐらいとぬるめのお湯の中では、羽毛のような
湯の華がぶわーっと撒き上がっており、
体を浸けると、なんだかピリッとします。
眼鏡とか溶けそうで怖い。

舐めてみると、すさまじい味がする。

なんだろう。

薄めた鉄味の甘酢あんかけ?

酢のお湯割りに砂糖をちょっと入れたような。
ともかく甘い。なぜか妙に甘い。
そして強烈に酸っぱい。
鉄味のレモンジュース?
不味いのだけど、なんだか癖になる味。
塩化ナトリウムがやたら少ないせいだろうか。
辛いけど飲もうと思えば飲める感じ。

不思議な肌触りのお湯である。
なんというか、重い。まとわりついてくる。
パリッと肌に食いついてくるような収斂味が
あるのかなと思ったら、むしろ、ネットリとした
ような感触。ベタベタするわけではないが、
思ったより火山性の刺激を感じない。

慣れてくると酸性とも感じなくなってくる。
たぶん低張性だからだろう。身体に染み込んで
来るような感じではない。

ぬるいし、十数分入っててふと気付いた。

なんか手が70歳ぐらいになったかのように
しわしわにふやけている。

ふやけ方が尋常ではない。
手のひらまでしわっしわになっている。
肌の古い角質が溶ける効果でもあるのか?

いやーすごい温泉だ。猛烈に暖まるし。
汗がだらだら出て止まらない。
それをぬぐうと、今度温泉水が目に入って
痛くて目が開けられない。

どうせ体も洗えないから出ることにする。

脱衣所に戻ると、今度はめっちゃくちゃ涼しい!
えっなんで? と思うぐらい。
普通、温泉に入って暖まれば、上がってもしばらく
体が火照っているものだろうが、
この恵山温泉、上がると明らかにさっきより涼しい。
体の表面だけ、熱が奪われているような感じに。

こりゃー清々しい。

それでいて、体の中心は冷めてこない。
これ、夏はきっと最高でしょうねぇ。

体に鉄のコーティングでもできるのか、
すべすべ感が半端ない。体からずっと鉄の臭いが
する。

すごい。すごい温泉だ。
こんな温泉に入ることができてよかった。
そして恐らく、もっとも道南の温泉に入ることが
できたと思われる。
いやー満足満足。

さぁ帰ろう。



番台のお母様に、この温泉素晴らしいですねと言うと

番「あら、お客さん。もう上に行かれたんですか?
登山とかもいいですよ」
も「登山ですか。どこまで車で行くんですか。展望台って
ところですか。あそこの景色は絶景でした」
番「それ以上先に行かなかったんですか? 展望台より
先に大きな駐車場があって、そこから行くんですよ。
噴気口や火口まで見に行けるんですよ」
も「え、うそ……そうだったの!?」
番「もったいない。もう一度行ってみてはどうですか」

え、あの傾斜をもう一回行くの!?w
ガソリンがリットル単位で減ってくよあれは。

いやしかし、火口とか噴煙とか見たい。
見たすぎる。
もうそうそう来られないし、
ここは頑張って行ってみるか?

もう一度つづら折りを登ろう。


登って登って

その先に。


わお!

すごいやん!


すごいすごい!


噴煙見えるしすごいよ!


わーわー


どこまで歩くんすかこれ


もう30分ぐらい階段登ったり降りたり
ひたすら歩いてるんですが、展望台って
どこにあるのかもわからない。

展望台まで590メートルという看板が目印。

ん? 590メートル……?

高さ600メートルの恵山の中腹にいるのに、
展望台まで590メートルって、ほぼ山頂?
えっ……無理だよ……
そんな……
ええっ……マジで……

階段をぜぇはぁ言いながら上ったら、
展望台まで500メートルになった。

あんなに疲れて上った階段でたった90メートル?
この階段があと5個あるとか?
……

……ああ、これもうダメかな。
体力的に。死んじゃうなこれ。

と思っていたら。



道崩壊しててワロタwww

ていうか展望台とか多分
壊滅したんじゃないかなこれ

この山すごいです。

なんかね、山全体がグズグズの砂礫だらけで
いたるところに枯れ川の砂防トラップみたいなのが
あるんだけど、なんかぶっ壊れてるところもあって、
とにかく全体、柔らかすぎる。

岩以外を踏み歩くと、まるでスポンジのように
スカスカ。大雨とか降ると怖いことになる。

噴火すると山体が崩壊して大災害になるとか
言われている理由がこれか……。



最後に振り返って写真をパチリ。

青い空に映える異様な山頂を眺めて、いやはや。

なんで唯一の休日に、なんで温泉に入った後で、
汗だくになりながら、こんな岩山に登ってんだろー?

いやもう本当に。

本当に、楽しい一日だ!

思いの外充実してしまった。
たまにはトレッキングもいいもんだ。

汗もかいたし、函館に戻って
谷地頭温泉で汗を流すとしよう。
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