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不思議な体験

スタジオの中で、誰かと歌ってるんですよ。
誰だかよくわからんのだけど髪の長い女性で、俺はなぜか
そのバックコーラスをしてるわけですよ。
曇りのないガラス越しにディレクターが見えて、ヘッドフォン越しに音が
大音量で聞こえて、俺は無心に歌うわけです。

曲は聴いたこともないメロディで、しかし間違いなくそれを知っていて、
考えるまでもなく上手く歌えるわけです。というか歌えるのは当然な
わけですよ。何しろ、その女の子にその歌い方を教えたのは俺だから。

っていうかその曲って、宇多田ヒカルさんの曲らしいよ。
曲名は……なんだっけ? いやそう、有名な曲? メロディはこんなに
はっきりと歌えるのに、歌詞もこんなに完璧に想い出せるのに、
曲名はわからない。というか、そんな曲はこの世に存在しない……?

バックコーラスやっている俺……? 曲を知らないのに歌える、そんなのは
有り得ない。知らないなら歌えない。つまり、他人じゃないか……?


目が覚めて思った事は、その曲。
正直宇多田ヒカルさんの曲なんて殆ど知らないし聴いたこともないのに
その夢の中で、『知らない歌手の』『聴いたこともない曲を』
『一片の迷いもなく歌っていること』が実に、不思議だったんですねー。

時々あるんですよねこういうの。無意識に夢の不条理を否定するからか
夢を見ることが少ないんですが、実際、発現すると大変です。
マジで現実がスリ変わっちゃうんですよ。脳が自分の意識を架空の世界に
落とし込んで、意識を短い物語に加工してしまうんです。『無意識で意識を
弄ぶ』というのが、妙にムカつきます。意識までストーリーに左右されたら
狂人じゃないですか! 
空に、まぁ例えば外部入力に大してすぐレスポンスを返すような感覚で
物語が出てくる脳を、わたしゃ持ってるんですが
時々こうやって暴走します。

何が腹立つかって、理由は二つあって、第一には
夢なら夢らしく理不尽で、かつ、理想でもなんでも体現して、なんつうか
『夢らしくいろよ!』とツッコミたくなるってこと。
第二に、まぁこっちのほうが重大なんですけど、
夢の中で知らない架空人物を何人も出して、しかもその一人の人格の中で
物語を見ているなんて、ぞっとしません。自らの人格を否定して他人の
意識に生きることを享受してしまったら、自我が消滅しかねないじゃないですか!
っていうか俺はそうなっていることを、夢の中で一切否定していなかった!

と、朝からムカムカしているわけですが、よく考えてみたら
自分が文章書くときもそういう視点で書いてるんでした。

メカニズム的には、僕が頭の中で思い浮かべた音楽に即興で歌詞を当てはめて
架空の女の子と男の子に歌わせていたのでしょう。
良い曲だったなぁ……と、完全にメロディも歌詞も忘れきった今、思うわけです。
ああ……ホント、良い曲だったのにな。俺は傍観者だからしょうがないか。

己というのは弱いものです。意識なんて、空想ですら御せません。
そりゃ俺だけか。

夢の話はこのぐらいにして、8日前に30歳になりました。
最近ちょい太りましたが、中身は特に変わらずガキのままです。
いや、せめて30歳になったんで
少しは色々自重しておこうかと思うわけです。
今後ともよろしくお願いします。
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