携帯ホームページ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

三沢さんが

三沢光晴さんが亡くなったというニュースを見ました。
これについて、情けない事にも、何を書いていいか解りません。

私がプロレスを見始めたのは小学生の頃。
もう深夜放送に移行してからの話です。
まだその頃は全日本プロレスと新日本プロレスどちらの放送も1時間ありました。
ピークアウトはしていましたが、ショー性の強い新日と硬軟併せ持つ全日、
どちらもまだ輝いていた時代です。
そういう中でも三沢光晴氏はひときわ素晴らしかった。
掛け値無しに天才ですよ。三沢さんは舞台宴者としても超一流で、技術も超一流、
何よりも「自分が業界を面白くしてやる」という強い気持ちを持ち続けた事。
それが素晴らしい。

万人に慕われ、裏表のない少年のように純粋な人だった。
本当に素晴らしい選手だった。
誰かに期待され、その期待を受けてなお頑張ろうとする人だった。
それがこんな事故を招いたんだろうか。

ノアの社長として、辛い経営状態を支える事と選手であり続ける事を両立しなければ
会社がやっていけない状況だったのは間違いない。
本人も、馬場さんが亡くなられた時には失意に苛まれ、辞める事を考えたという。
三沢さんにとって、自分の居場所は社長室のデスクではなく、
ノアの緑色のリングだと思っていたに違いない。
選手・三沢光晴として自分の造り上げたリングの上で亡くなったのだから、
今頃、本人は天国で納得しているのかもしれないが。

三沢さんは現役時代、受け身の天才と呼ばれたほど受けるのが上手い選手で
まさにプロの選手であった。それがこんな、バックドロップという受けの研究された
古典的な技を受け損なってしまうという事に、勝負の厳しさを感じる。

この事件が各方面に与えるショックは計り知れないだろうと思います。
ノアが消滅し、若いプロレスラーがまた路頭に迷い、プロレスという物が
よくわかっていない人たちから『危険だから止めろ』と言われ、蔑まれる。

僕はね
いや本当に、柄にもない事を言うけどもね、
叩かれたり殴られたり蹴られたりして初めて人の痛みがわかると思うんですよ。
人の痛みのわからない人間が、平気で人を傷つける人間を生むんですよ。
それが暴力とか危険とか、ああそりゃそうかもしれませんけどね、
戦いもしない人間に、戦っている人間の何が解るんですか。人間が生きる世界は
厳しいんですよ。戦いなんですよ。打たれ弱い人間を作り出してきたのは誰ですか。
これは誰にも言えますよ。
その地平に立っていない人に、その場所へ行った人の所行を批判する権利なんて
一つもないんですよ。
プロレスは害悪とか、格闘技は危険とか今まで本当によく聞いてきたんですよ。
そういう批判の目にさらされながらも、プロスポーツである事を理解して貰うために
戦ってきた三沢氏の事を、この機会だから理解して欲しいと思います。
特に、子供たちをとかく過保護にしすぎる保護者たちに。

誰かが死ななきゃ解らないというのは、あまりにも悲しいのですが……。

心からご冥福をお祈りします。
スポンサーサイト

| 閑話休題 | 14:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT