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カレーライスの男

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2時間で飴状になった四玉のタマネギ。
やっぱタマネギを何時間炒めるかなんだ。
原型がなくなるぐらいにじっくりとじっくりと
焦がさないように慎重に。丹念に。

あとは豚肉。カレーには豚肉だ。しかもバラ肉。
タマネギに最も合う肉だ。
2センチ角と大きめに切った豚バラ肉を、
軽くグリルであぶって焦げ目をつけ、油を落とす。

たっぷりの牛乳と水を鍋に入れ、タマネギと
豚肉を入れる。この時点で糖化したタマネギが
もう粘りけを出している。これだけでも上等なスープだが、
ここから丁寧にアクを取りつつ2時間煮込んだ。

実家から送られてきた新ジャガイモは、
うちの畑で採れた、『インカの目覚め』
仕上がりの30分前に鍋に投入する。

カレールーは市販のもので十分。これだけタマネギの
コクとバラ肉の旨味が凝縮されていると
もはやどんなルーも関係ない。
タマネギが溶けきり、濃厚な甘みを持つスープに、
カレールーを何度かに分けて丁寧に溶かし込む。

仕上げにはトマトジュース、ソース、生クリーム。
香り付けにオールスパイス、少量の醤油。
インスタントコーヒーを少しだけ混ぜ込む。
ここで塩を少しだけ振ることで全体が引き締まる。

会社から帰ってきて4時間……。ついに完成した。

タマネギが溶け込んださわやかな香り。
熟し切った果実のように濃厚な旨味と甘さ。
スパイシーな芳香が甘みと絡み合い、官能的ですらある。

スプーンで切れるほど柔らかいバラ肉は、
口の中でルーと完全に融合する。ぷるぷるとした舌触りで、
まろやかなコクを残して、溶けてゆく。


ホクホクのジャガイモは、えもいわれぬ舌触り。
土と太陽から受けた栄養をたくわえた塊は、軽やかな
泡雪のようになめらかで、クリームのように重厚。


炊きたての白いご飯と一緒に、いただきました。

うまい。うますぎる。風が語りかける。
こんな美味いカレーを食えて、幸せだ……。

何時間かかろうが、美味い物のためには手抜きなし!
それが男の料理だ!!

疲れたけど。
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