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世田谷 とんかつ 竜馬

20090905203920
カツ丼(大盛) 880円

今日明日は仕事で府中に。
しかし府中のお宿が取れなかったため、用賀の
東急ステイに。一度泊まったことがあるホテルに泊まるのは
個人的には納得行かないけどしょうがない。

門司好みのお店を探して、用賀の町を歩く。
といっても、今日は行く場所下調べした上でだけど。

結構用賀駅から歩いたところ。
閑静な住宅地にそのお店がある。

とんかつ 竜馬

小さなお店だ。満席で10人程度の収容数である。
元気そうな初老の夫婦が経営している。
地元民が訪れ、おばちゃんと名前で呼び合う。
満席であるが、どうやら顔見知りじゃないのは俺だけのようだ。
ただ、馴れ合う空気はない。ある程度の距離感がある。
そういう距離感が実に面白い。
夫婦は真剣に料理を作っている。わき目も振らない。

旦那さんが鶏の手羽肉を焼く、熟練した手つき。

俺も料理は作る。しかし、これほど真剣に料理を
作っているだろうか? 時には気を抜くし、鼻歌だって歌う。

旦那の焼く、煮る、揚げる姿は実直そのもので、
火に顔を近づけ、焼け色をじっと見つめる姿をカウンターから
見つめていると、上手いだとか下手だとか、そういう評価なんて
烏滸がましく思う。

料理は火に向かうものである。
その基本を、旦那さんはずっと守ってきたのだろう。

もしも、このお店を訪れようと思う読者の方が居たら、
この旦那さんの仕事を見てほしい。
あなたが頼んだ料理を、きわめて真剣に、息が詰まるほど精密に、
完成まで顔を一度も上げることなく作る姿に、きっと静かな
感動を覚えるだろう。
これが料理だよ! これが料理人だよ!

さて、注文した料理はカツ丼。800円ぐらいらしい。
らしいというのは、メニューを見ずに注文したからだw
おばちゃん、メニュー持ってきてくれないからw
入口に料理の見本があるので、入る前に決めるのがいい。
とても忙しそうなので、中で悩むのは申し訳ない。

カツ丼、お新香、味噌汁。
カツ丼を頂く。

一口食べて思った。

この世には、これより美味しいカツ丼は間違いなくある。
それは間違いないだろうと思う。

だが、このカツ丼ほど、誰もが好む物もないだろう。
このカツ丼は、誰にでも好かれる料理だ。
美味しいというより、『好き』だ。
これより美味しい物があっても、俺はこのカツ丼が好きだ。

甘みがちょうどいい。
煮染めたタマネギ。ふんわりとした卵。さっぱりとしたロース肉。
香ばしさをきちんと残した衣。丁寧に打たれた下味。
なんて基本通りのカツ丼だろう。
手抜きが一つも見えない。
高級な食材の陰はひとつもない。だが、食後に感じる
どこか清涼感さえ伴った『良い素材の料理を食べた』感覚。

隣は肉屋で、隣は八百屋らしい。しかもそれも経営している
ようだ。道理で。
お新香は完璧。キュウリの浅漬けだが、これがもう、本当に
完璧と言うほかにない。新鮮なキュウリをさっと漬けて、
乱切りにしてほおばる。不味いはずがない。

ここは、料理っていうものを理解するために来る店だと
おもう。そのついでに、料理を食べる。
その味は人によっては、ただの家庭料理のように思える
かもしれない。
だが、この味はおそらく、誰にとっても家庭料理である。

俺も食べていて、父母の作るカツ丼の味を思い出した。

誰もが故郷の味を思い出す料理。
それがどんなに素晴らしいことか。

このお店は焼き鳥もおいしそうだったので、
もし訪れる人がいるなら、手羽元焼きや焼き鳥もお勧め
してみたい。俺は食べてはいないが、本当に美味そうだった。
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