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ここは……

20091128203515
漆黒の闇に浮かぶ踏切


ここは福島県小野町。
その外れ。

街の光も何も届かない、静寂の場所。

見上げると満天の星空に、時々流星が走る。
息を飲むほどの美しさ。
風が遙か遠くで木々を揺らす、その音しか聞こえない。

言葉ではどう表現して良いか解らない。
遠大な空と、きらきら輝く星。
じんと染み込むような冬の冷気。
枯れ葉一つが落ちる音すら聞こえる静寂。
過ぎゆく季節と、訪れる季節。
その全てが胸を打つ。

『あはれ』という表現が昔にはあった。
多分それだ。
月日は行き、人は年老い、死んでゆくが
それでもこの景色は、何十年も、もしかしたら
何百年も変わらない。
人は永遠を求めて、永遠を作り出そうともするが、
ただ、明かりのない場所で空を見上げることさえ出来れば、
永遠に等しいほどの景色に簡単に出会える。
そういう幸運に価値を見出すことが出来れば、
人生は面白い。


ずっと夜空を眺めていたいが、
生憎世の中は、大の大人が明かりもない山中でうろうろしていると
バラバラ死体を捨てていると誤解する可能性を大いに秘めている。
もし仮に、私の趣味が真夜中に星空を見上げながら
モンキーレンチを舐める事だったとしたら、明日の朝刊を
賑わせることになりかねない。有名税というのは高くつくらしいと
噂で聞いたことがあるから、勘弁して欲しい。

仕事はまだ終わっていない。明日、星も見えない東京へ戻る。
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