携帯ホームページ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

伊達市 温泉『湯らん銭』

伊達市には伊達温泉という古くからの公共温泉がある。
また、洞爺湖温泉郷にもほど近い。
ちょっと足を伸ばせば『豊浦温泉しおさい』
もう少し反対に伸ばせば登別温泉もある。

温泉には実に恵まれた環境ともいえる。

しかし、良質の温泉に囲まれている伊達に、伊達温泉以外の
素晴らしい温泉がある。


11111[1]

湯らん銭という名前からして、銭湯チックな感じであるが
ご多分に漏れず銭湯である。

湯らん銭というのはチェーン店で、胆振にはいくつかの店があるが
この伊達の店舗は、完全に天然温泉が供給されている。

脱衣場は建物に比して小さく、浴室は『銭湯以外の何物でもない』ぐらい
くすんだブルーのタイルで彩られているが、
浴槽バリエーションは意外にも整っていて、高温湯、低温湯、露天風呂、
サウナもある。

高温湯は本当に熱く、多分温度は45℃ぐらいある。入れない。
低温湯というのも結構熱め。だがこちらは入ってしまえばちょうどよい。

殺風景な感じのタイルの浴槽に、どっばどばと景気よく源泉が投入されて
いるのだが、温度調整はめちゃくちゃ原始的に、
なんと源泉投入口のすぐ脇にカランが突き出てて、水が加えられているのである。
岩つくりの源泉口にカランがくっついてて、源泉と一緒に水をどばどば流し入れているのは
どことなく『西桔梗温泉グランド』みたいないい加減さを感じます。
そして溢れる湯は一段低くなっている所から床へと放流されている。

源泉は触れないぐらい熱く、ここまで熱いともはや水投入はやむを得ない。

それにしても原始的だ。

露天風呂は内湯とは天と地ほどの差があり、岩造りの良い浴槽で、
おまけにこちらは、すぐ近くに迫る海岸線の向こうの海までを
一望することができる。熱い温泉はやはり源泉掛け流し。
温泉の質もさることながら、景色も素晴らしい。


やや白く濁った感じの湯は、低張性の高温泉で、主に塩化ナトリウムを
7gぐらい含んでいる。
鉱物臭があり大変良い湯で、成分は濃いが、低張性。
肌に触れるとパリッとする触感の良い湯だが、刺激は少ない。
低張性で、濃い温泉!
名湯と呼ばれる虎杖浜はまとわりつくような触感で、こういうふうに
さっぱりしていない。どちらかと言うと、このお湯は、あの函館湯の川温泉に
そっくりである。湯の川よりやや透明度が低く、二酸化炭素濃度なども低めだが
十分なカルシウムや鉄も含んでいるため、温まり方に差があるようには
思えない。

刺激が少なく、キレの良い肌触りで、なんと入浴料は400円!!

400円!!

この値段だと、どこか本当に函館を思い出す。
そのぐらいこの湯のポテンシャルはすごいのだ。
薄すぎず濃すぎず、重すぎず、軽すぎない。適度な高温泉で、全浴槽で
かけ流し実施。塩素入りと書いてあるが、どこにも塩素の匂いなどない。

これは加水だけのかけ流しである。
なんという素性の良さ。
なんという湯質バランス。
こんなお店がGoogle検索してもそれほど認知されていないとか、
考えられない失策だ。

温泉ファンならこの温泉は野湯にも匹敵するぐらいの魅力を感じる
はずだ。なのにそこまで話題でもない。

コマーシャルが行き届いてないのだろうが、
それにしても、こんな温泉があるなんて、奇跡というより他にない。

それにしても道内の温泉ファンは、意外な所に意外な良温泉があるのに、
レビューも書かないとか残念すぎる。
伊達随一の温泉として、記憶にも記録にも残すべきだ。

この温泉は素晴らしい。本当に、湯の透明度以外は函館にも
追いつけるかもしれない。評価されるその日を期待している。

| 温泉 | 01:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

七飯町健康センターアップル温泉

函館の温泉もだいたい行き尽くしたので、今日は空いている時間を使って
(というか仕事のついでに)やってきた函館市桔梗の近く、
七飯温泉まで行きます。



七飯町健康センターアップル

アップルとかいうなんだか浴槽にリンゴが浮いてそうな
名前がちょっとアレです。

もしくはMacbook持った大学生がフラペチーノ片手に
温泉入ってるのでしょうか。
「アップルでアップル使っとるでww」みたいなことを
Twitterに書いちゃうのでしょうか。
いっそ私がやってみてツイートをガン無視されるのも
ちょっと考えてみましたが残念ASUSの半不良品です。

この七飯町の公園温泉はとにかくのどかな立地で




周りを見渡しても畑ばっかりです。


町営らしい実にシンプルな施設で、結構綺麗で取り立てて
目を引くようなものもありません、が。

この温泉、なかなか悪くない。

泉質はとにかく成分が薄く、蒸発残留物0.3g以下。

僅かに硫化水素を含んでいるのですが、内湯では全然感じることが
できません。お湯。もう完全に普通のお湯。

濁りのないクリアなお湯なのですが、ほんの微かに、甘いような
芳香がある。ような…気がする…。

函館周辺の火山帯にある温泉らしく、湧出温度は60度近く、
一見ただの白湯なのに激アツ。
内湯には高温湯と低温湯がありますが高温湯は浴槽で43度。
しびれます。

露天風呂は若干ぬるいのですが、源泉投入口の付近は
熱湯同然のお湯がバンバン投入されていて、浴槽の低いところから
派手に掛け流されている。

アルカリ単純泉。
函館の、例えば谷地頭などの濃い温泉と比べると
全然真逆の温泉ですが、これだから面白い。
湯ざわりが柔らかく、しかも熱く、じわっと温まるので
身体に優しい。

函館温泉行の上がり湯に、この温泉の存在は宝石のように
貴重です。温泉で温めた肌を、極上の軽い温泉で〆る。

良いウィスキーにチェイサーが必要なように、
この素晴らしい温泉も必要なのです。

まっさらの透明な熱い温泉。爽やかな七飯の涼風。
東に流れていく鈍色の空。いつまでも入っていたくなる。

温泉が好きな人に大変おすすめです。
建物は普通な感じですが、お湯はシブいですよ。

| 温泉 | 20:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT